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棟梁、大工さん。

会社の作業場に

奥田棟梁、、、。

M様邸の本棚とカウンターの造作家具を作っているところでした。

ご要望にあわせてミリ単位で作れるので、

私たちだけの家具になるんですよね。

愛着もわきますよね。

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さて、棟梁とは...棟(むね)と梁(はり)、

木造建築において構造体の大事な部分を示す言葉を使います。

大工の棟梁!とは言いますが、鳶の棟梁!板金屋の棟梁!等は聞きません。

本来(昔から)家を建てる時、まず初めに間取り等を決めます。

それを図面にして基礎を作り...と進めていきます。

その図面を書いて構造体を組み上げていくのが大工の仕事です。

お施主様の要望等を一番に聞いて形にする仕事です。

今でいう設計士の仕事ですね。

*因みに祖父や父はお施主様の要望を聞いて墨付けを行っていました。

そしてその図面をもとに構造体(柱や梁)を作ります。

今では材木屋さんやプレカット工場(機械)での仕事がほとんどですが、、、。

そして現場にて組み上げます。その後、施主の要望通り仕上げていきます。

この時最初に要望を聞いている大工が、必要に応じて各職人さんや業者に依頼をして進めます。

そして図面通り進んでいるか現場で調整、管理をしながら造作工事を進めます。

今の現場監督の仕事ですね。

このように本来は大工が打合せ、設計、管理を全てしていたわけです。

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ですから棟梁=大工なんだと私は理解しています。 

とても素晴らしい、そして誇れる仕事です

いつもありがとうございます。

奥田棟梁。