プロジェクトK
【新モデルハウス ~プロジェクトK~ 】基礎の配筋と型枠工事です。vol.7
2024.10.08
「基礎工事」の続きです。
前回は「捨てコンクリート」まで
お話しさせていただきました。
次は「墨出し」の工程になります。
「墨出し」とは、
設計図と照らし合わせながら工事を進めるのに
必要な寸法や線などを実際に書きだし、
施工の目印を作ることです。
このように、捨てコンクリートの上に
線を書きだしていきます。
続いて「型枠工事」→「基礎配筋」です。
まず型枠工事は、コンクリートを流し込むために
型を作る工事のことで、
コンクリートが固まるまでしっかりと
型を保っていることが大切になります。
そして基礎配筋はコンクリートの
耐力を上げるための工事になります。
下図のように、コンクリートと鉄筋は
お互いの弱いところを補い合います。
そのため、強い基礎にすることができるんです!
では実際の工事を見ていきましょう!
まずは外側に型枠を設置します。
墨出しで書きだした線とずれてしまわないように
しっかりと設置します。
↑は型枠が水平になっているかどうかを
確認する装置です。
型枠が傾いていないかをしっかりと確認します。
そして、コンクリートの圧力で外側に
倒れてしまわないように外側に補強を入れます。↓
次に、基礎配筋を行います。
既定の通りに鉄筋を並べ、
細い針金で鉄筋を結束します。
基礎配筋の際に、排水管などが入る場所に
あらかじめ管をつけておきます。↓
そうすることで、コンクリートを打った時に
排水管を通す穴ができます。
配筋ができたら、寸法の確認と、
直角になっているかを検査。
↑は外側の型枠同士の対角の長さを測っています。
みなさん三平方の定理って聞いたことありませんか?
直角三角形の対角の2乗は
他の辺の2乗の和と等しい、というあれ!
(学生時代に習ったやつです)
だから、対角線の長さが正しければ
直角に組めているということになります。
最後に、内側に型枠を設置します。
こちらも外側の型枠と同様、
墨出しで書きだした線とずれてしまわないように
しっかりと設置します。
何か金具も設置されていますね。↓
外と内の型枠の間にある金具は
「セパレーター」といいます。↓
これはコンクリートの圧力で型枠が
開いてしまわないようにする道具です。
↑は「アンカーボルト」と言って、
土台と基礎を固定する金具です。
こちら ↓ は「ホールダウン金物」と言って、
基礎と柱を固定する金具です。
どちらも構造上とっても大切なものなんです!
そして、内側の型枠もコンクリートの圧力で
倒れてしまわないように補強したら...
型枠完成!
こんな風景?見たことありませんか?
これが基礎型枠工事でした~。
次回は木下が「基礎工事 終盤編」
についてお送りします。
お楽しみに!
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